このたびの熊本地震により被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧と、皆様の安全を願っております。
2026年7月28日午後4時27分ごろ、熊本県熊本地方でマグニチュード7.1の地震が発生し、熊本県宇城市と氷川町で最大震度7を観測しました。
真夏(7~8月)に震度7を観測したのは観測史上初めてです。地震は季節を選びません。しかし、災害によって直面する課題は季節によって大きく変わります。
「もし停電したら」「もしエアコンが止まったら」「もし断水したら」
近年、日本では40℃を超える酷暑日が珍しくなくなりました。その猛暑の真っ只中に大規模地震が起きたら…。
今、防災は「暑さ対策」が重要な時代です。真夏の地震で直面する4つの課題と、その対策をまとめました。
① 停電で、室温は命に関わる暑さに
夏に停電したら、照明が消えるだけではありません。
・エアコンが使えない
・扇風機も止まる
・冷蔵庫が使えない
・スマートフォンの充電も難しくなる
室温は短時間で上昇し、高齢者や子どもだけでなく、健康な大人でも熱中症になる危険があります。
停電時にできる4つの暑さ対策
1.涼しい場所へ避難する
自宅内の暑さが危険なレベルになった場合は、無理に我慢せず、冷房設備のある避難所や公共施設への避難を検討しましょう。熱中症を防ぐためには、「安全な場所へ移動する」という判断も重要です。
2.水分・塩分をこまめに補給する
喉が渇く前から、少量ずつこまめに水分を摂りましょう。大量に汗をかく夏場は、水だけでなく経口補水液や塩分タブレットなどで塩分も補給すると、熱中症予防につながります。
3.日差しと熱を室内に入れない
室温の上昇を抑えるために、できるだけ直射日光を遮る工夫をしましょう。
- カーテンを閉める
- すだれや遮熱シートを活用する
- 窓を開けて風の通り道をつくる
これらの工夫だけでも、室温の上昇を抑える効果が期待できます。
4.効率よく体を冷やす
体温を下げるには、太い血管が通る部分を冷やすのが効果的です。
- 首
- 脇の下
- 足の付け根
冷感タオルや保冷剤などを活用してこれらの部位を冷やすことで、効率よく体温を下げることができます。
② 水不足が熱中症を招く
災害時は、「トイレに行きたくないから水を飲まない」という人が少なくありません。しかし、夏は汗による水分・塩分の消耗が大きく、脱水から熱中症へつながる危険があります。
防災では一般的に1人1日3Lを3日分以上の備蓄が推奨されています。ただし夏場は飲料などで消費量が増えるため、可能であれば1週間分程度あると安心です。
また、次のような症状が出たら、脱水や熱中症の可能性があります。
- のどの強い渇き
- めまい・立ちくらみ
- 頭痛
- 吐き気
- 異常なだるさ
- 尿の回数が少ない、色が濃い
- 大量の汗、または逆に汗が出なくなる
症状が強い場合や意識がはっきりしない場合は、体を冷やしながら速やかに医療機関を受診、または救急要請を検討してください。
③車中泊も安心ではない
余震が続くと車中泊を選ぶ人も増えます。しかし夏の車内温度は非常に高くなります。夜間でも熱がこもりやすく、睡眠不足や熱中症のリスクが高まります。
車内は短時間で高温になり、エンジンをかけっぱなしにすると一酸化炭素中毒の危険も出てくるため、十分な対策が必要です。「車中泊ですぐにできる暑さ対策」をお伝えします。
1.日陰に駐車する
できるだけ直射日光を避けられる場所に駐車しましょう。建物の影や木陰などを選ぶだけでも、車内温度の上昇を抑えやすくなります。
2.窓を少し開けて風を通す
窓を完全に閉め切ると、車内に熱がこもりやすくなります。防犯に配慮しながら窓を数センチ程度開け、空気の通り道をつくることで、車内の温度や湿度を和らげることができます。
④同じ服を着続けるストレス
衣類の着替えが手に入らず、「汗でベタついたまま」「臭いが気になる」「眠れない」「肌トラブルが起きる」という問題も起こります。暑さは体力だけでなく、心の余裕も奪っていきます。
真夏の避難生活では、「着替え」が暑さ対策の一つになります。「速乾性があり持ち運びやすい衣類」を一着備えておくことも、もしもの安心につながります。
SONAENOが考える「これからの防災」
災害は季節を問わず、ある時突然やってきます。近年の猛暑を考えると、“暑さへの備え”も防災の一部という考え方が必要になってきました。
だからこそSONAENOは、”もしものためだけ”ではなく、ふだんから使えるものが、そのまま災害時にも役立つことを大切にしています。通勤・通学でバッグに入れている羽織り。旅行にも使っている速乾ウェア。いつも持ち歩いているキーホルダー。
「日常の便利が、もしもの安心につながる」ーそれが、SONAENOの考える防災です。

コメント