地震や豪雨などの災害が起きたとき、避難先の選択肢のひとつになるのが「車中泊」です。避難所の混雑やプライバシーの問題、ペットとの避難などを理由に、車での避難を選ぶ人もいます。 一方で、車中泊は「車があれば安心」というものではありません。普段の車中泊とは違い、災害時には暑さ、トイレ、着替え、睡眠、エコノミークラス症候群、プライバシーなど、さまざまな問題が起こります。 今回は、災害時に車中泊をする可能性を考えて、事前に知っておきたいポイントと、備えておきたい車中泊グッズをご紹介します。
災害時、車中泊が選ばれる理由
大きな災害が発生すると、自宅に戻れず避難所での生活を強いられる場合があります。しかし、すべての人が避難所で快適に過ごせるとは限りません。
「人が多い場所で眠るのが苦手」「プライバシーが気になる」「ペットと一緒に避難したい」「小さな子どもと周囲に気を遣わず過ごしたい」——こうした理由から、車を一時的な生活スペースとして利用するケースがあります。 内閣府も、災害時における「在宅・車中泊避難者等」の支援について手引きを公開しており、車中泊避難は特別なケースではなく、あらかじめ想定しておきたい選択肢のひとつといえます。 ただし、車内は狭く、温度も変化しやすい空間。「車があるから大丈夫」ではなく、車中泊ならではの備えが必要です。
車中泊避難で注意したい6つのこと

災害時の車中泊で注意したいのは、主に次の6つです。
① 車内の温度上昇
特に夏場は車内が非常に高温になりやすく、エアコンを止めた状態での車中泊は熱中症のリスクにつながります。
② エコノミークラス症候群
長時間同じ姿勢でいると脚の血流が悪くなり、血栓ができるリスクがあります。こまめに体を動かし、水分をとるなどの対策が必要です。
③ トイレ
断水や停電で普段のトイレが使えなくなることもあります。「車に避難すれば何とかなる」と考えず、携帯トイレを備えておきましょう。
④ 着替え
車内は狭く、避難所のような着替えスペースはありません。汗や雨で服が濡れたとき、避難生活が長引いたときに困る場面が出てきます。
⑤ 睡眠・姿勢
シートを倒しても、普段のベッドのように快適に眠れるとは限りません。体を伸ばせない状態が続くと、疲労が蓄積します。
⑥ プライバシー
車内は外から見えるため、着替えやトイレなど、周囲の視線が気になる場面があります。
エコノミークラス症候群を防ぐには?
車中泊で特に注意したいのが、エコノミークラス症候群です。窮屈な姿勢のまま長時間過ごすと血流が滞り、血栓ができやすくなります。 対策としては、定期的に車から出て歩く、座ったままでも足首を動かす、こまめに水分をとる、体を圧迫しない姿勢をとる——といったことが挙げられます。
眠れる場所をつくるだけでなく、「車から出て体を動かせる環境をつくる」ことも、車中泊避難では重要です。防災リュックや車内に「着圧ソックス」をひとつ入れておくのもおすすめです。
「トイレ」は車中泊で特に困りやすい
災害時に見落としやすいのが、トイレです。地震や断水で水洗トイレが使えなくなると、避難生活ではトイレの確保が大きな問題になります。
国土交通省も、災害時のトイレ確保について情報を発信しています。車中泊の場合も、「近くにコンビニがあるから大丈夫」とは限りません。店舗が営業していない、断水している、避難者が集中して利用できない——といった可能性もあります。 そのため、車には携帯トイレを常備しておきましょう。あわせて考えておきたいのが「どこで使うのか」という問題です。車内で携帯トイレを使う場合、外から見えないようにする目隠しも必要になります。
車中泊では「着替え」も重要
車中泊では、食料や水、モバイルバッテリーなどに目が向きがちですが、意外と困るのが「着替え」です。 特に夏場は汗をかきやすく、同じ服を着続けることでベタつきや臭い、寝苦しさにつながります。雨に濡れた場合は、濡れた服のまま過ごさなければならないことも。
さらに車内は狭いため、「着替える場所がない」「着替えにくい」という問題もあります。 避難所での着替えも同様に、プライバシーの確保が課題です(SONAENOでも、避難生活における「着替える場所」「人目を隠すこと」の問題を紹介しています)。 つまり車中泊では、「着替えを持っていく」だけでなく、「人目を気にせず着替えられるもの」まで考えておくと、より安心です。
車中泊に備えておきたい防災グッズ
車中泊を想定するなら、次のようなものを車に備えておくと安心です。
基本の車中泊・防災グッズ
- 飲料水
- 非常食
- 携帯トイレ
- モバイルバッテリー
- ランタン・ライト
- ウェットティッシュ
- タオル
- 防寒・暑さ対策用品
- 着替え
- 目隠し・プライバシー用品
- 寝具・マット
- 常備薬
- ゴミ袋
もう一つ大切なのが、「一つで複数の役割をこなすもの」を選ぶこと。車内は収納スペースが限られているからこそ、荷物を増やしすぎない工夫も重要です。
普段から使えるものを「車中泊の備え」に
防災用品は「もしもの時だけ使うもの」と考えがちです。でも車中泊を想定すると、普段から車に置いておくものが、そのまま災害時にも役立つという考え方ができます。
そこでSONAENOが提案するのが、【SONAENO 持ち歩ける防災ワンピース】です。 普段は旅行やアウトドア、リラックスタイムに使えるワンピースですが、コンパクトに持ち歩けるためバッグや車に入れておきやすく、もしものときには着替えやプライバシー確保にも活用できます。大型フードで顔まわりを覆えるため、簡易トイレ使用時の目隠しや、車中泊での着替え時にも役立ちます。


「防災のためだけに備える」のではなく、旅行に持っていく、アウトドアで使う、車に入れておく、そしてもしもの時にも使う——そんな「日常の延長線上にある防災」を、SONAENOは提案しています。
まとめ|車中泊は「寝る場所」だけを考えない
災害時に車中泊をする可能性があるなら、「車で寝られるか?」だけではなく、「車の中でどう生活するか?」まで考えておくことが大切です。
暑さ、エコノミークラス症候群、トイレ、着替え、プライバシー、そして睡眠——車中泊には、普段の旅行とは違うさまざまな課題があります。 だからこそ、災害が起きてから慌てるのではなく、今のうちに「自分ならどう過ごすか」を一度想像してみることから始めてみましょう。 そして防災グッズを選ぶときは、「もしもの時にしか使わないもの」ではなく、「普段から使えるもの」という視点も大切です。 9月の防災の日をきっかけに、あなたの車の中も、一度「防災」という視点から見直してみませんか?

SONAENO
持ち歩ける防災ワンピース
9,980円(税込)
被災した女性たちの声から生まれた、 避難生活を考えてつくった、SONAENOの防災ワンピース。防災リュックに備えておけば、避難生活で役立つ一着。服の中で着替えや体を拭きやすく、人目が気になる場面にも配慮しました。抗菌防臭・吸水速乾素材を採用し、フードに収納すればコンパクトに持ち運べます。一般社団法人 防災安全協会の「防災製品等推奨品マーク」を取得済。

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